あなたは有給休暇を大量に余らせていませんか?
「だって、みんな有給は取らないし」
「有給休暇を使ったら、職場に迷惑がかかるじゃん」
あなたは有給休暇を取らないし、休めなくても良いかなと考えているんですね。
でも、本当にそれで良いのですか?
有給休暇を取らないなんて、あなたは完全に社畜です。
しかも、社畜の中の社畜!
つまり、社畜界の金メダリスト!
そんなあなたを私は次のように名付けます。
命名:「有給は捨ててナンボでしょ!」タイプの社畜
有給休暇を取らない20代は社畜&過労死一直線
有給休暇を取らない20代は完全に社畜です。
社畜界の金メダリスト!
社畜界のリーダー!
社畜代表!
「なんでそこまで言われなくちゃいけないんだ!」
「会社のために働いているんだから、文句を言われる筋合いはない!」
「俺が休んだら、会社が困る!迷惑をかけられないよ」
なるほど。
これらがあなたが有給を取らない理由ですね。
でも、それってあなたの思い込みではないですか?
繁盛期や決算期は確かに忙しい。
でも、平常時なら、20代のあなた1人が1~2日休んだところで、業務が滞ることはないはずです。
だって、あなたは個人事業主ではなく、会社という組織の中で働いているんですから。
それなのに、あなたは有給休暇を取らないのですか?
本音は違うところにあるのではないでしょうか?
あなたが有給休暇を取らない理由、それは
有給を使ったら干される
有給を使うのが怖い
からではないですか?
有給を使ったら、上司から「甘えている」、「やる気がない」と思われてしまう。
つまり、上司からの評価が下がってしまう。
今年のボーナス査定、将来の昇進に響いてしまうかもしれない。
だから、あなたは有給休暇を取らないのです。
あなたは有給を取れないのでありません。
自らの意思で、有給を取らないだけです。
要は、あなたは有給休暇を取らないことで、上司にゴマをすり、会社にゴマをすっている「有給は捨ててナンボでしょ!」タイプの社畜になっているのです。
有給休暇を取らずに馬車馬のように働いた時の末路は…
有給休暇を取らない20代のあなたは、きっとこれからも有給休暇を取らずに、上司と会社にゴマをすり、「有給は捨ててナンボでしょ!」タイプの社畜として生きていくことになるでしょう。
では、このまま有給を取らないとどうなるのかを想像してみましょう。
今、あなたは20代。
定年を60歳と仮定すると、あなたはあと30年以上は有給休暇を取らないことになります。
毎年10~20日程度の有給休暇を捨て、ひたすら馬車馬のように働く。
その結果、待っているのは…、
過労死
です。
あなたは20代にして既に「過労死行き」の直通列車に乗っていて、終点に着くのを今か今かと待っているようなもの。
しかも、あなたは膨大な時間を捨てています。
年間20日間の有給休暇を与えられている、そして定年まで35年と仮定しましょう。
あなたが捨てた有給休暇は、通算700日!
700日ってほぼ2年間ですよ?
2年間という貴重で膨大な時間を、あなたは上司と会社のために捧げているのです。
しかも、この700日は休んでも給料はもらえるのですから、あなたは700日を上司と会社のために無給で捧げているのと同じなのです。
人生の中の2年間を、上司と会社のために無給で捧げられるあなたを社畜と呼ばずに何と呼ぶのでしょう?
だから、あなたは社畜界の金メダリストなのです。
有給休暇を取らない20代は今すぐ有給を申請すれば社畜から脱出できる
有給休暇を取らない20代は、社畜界の金メダリストとして、「有給は捨ててナンボでしょ!」タイプの社畜の人生を全うしますか?
社畜人生は絶対に嫌!
ですよね。
有給休暇を取らない20代が、今すぐ社畜人生から脱出する方法は1つだけあります。
それは、
今すぐ有給を申請する
だけでOKです。
簡単にできる社畜脱出方法ですよね。
まずは、1日だけ有給休暇を使いましょう。
それを習慣化していけば良いのです。
これを習慣化していけば、連休を取れるようになるので、憧れの海外旅行に行くことができるようになります。
そして、オン・オフのメリハリがついてリフレッシュできますので、より仕事も頑張れるという好循環のスパイラルに乗ることができるのです。
「有給を取らないことが美徳」、こんな考えはもう時代遅れ。
今どきは有給休暇は取るべきもの!取らないといけないものという考えが広がってきています。
有給休暇は取らないと損!
有給休暇は取らないのは違法ではありませんが、取らせないのは違法になります。
また、2019年からは有給休暇の取得義務化が法律で定められています。
有給が10日間以上付与されている労働者に対し、企業は5日間以上の有給を消化させなくてはいけません。
もし、有給休暇を消化させなかったら、その企業は労働基準法違反になりますので、「6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金」の罰に処せられます。
企業の場合、懲役はないので最大30万円の罰金ということになりますね。
だから、堂々と有給休暇を申請して、しっかり休みましょう。
「会社が労働基準法に違反しないように、会社のために有給を消化してあげている」
と考えれば、有給を申請しやすくなるのではないですか?
「でも、俺が有給を取ったら、やっぱり会社に迷惑がかかるかも…。会社に申し訳ないよ…。」
と有給を取ることにためらいを持つ人もいるかもしれませんね。
そんなあなたのために、ここでハッキリ言っておきますね。
20代の社員一人が1~2日休んだところで、会社は潰れません。
会社の命運を握るような重要人物でなければ、有給を消化しても会社に大きな損害は出ません。
損害が出たとしてもそれは、あなたの上司の管理責任ですので、あなたの責任ではありません。
「有給を取ったら、会社に迷惑がかかる」
これは完全にあなたの思い込みなのです。
周りの人は、あなたが思うほどあなたの事を気にしていません。
あなたが辞めたら、会社に迷惑がかかるかもしれません。
でも、有給を消化するくらいなら、別に迷惑はかからないのです。
「有給なんて困るよ~」
とあなたが有給を取ることを渋る上司がいたら、それは、会社が困るのではありません。
あなたが休んだ分の仕事を請け負わなければいけない可能性がある上司が困るだけです。
上司が「困る」というか「自分の仕事が増えるのが嫌」というわがまま&愚痴ですね。
会社はみんなが協力し合って仕事をするところです。
誰かが休んだ分はみんながカバーするのが当たり前。
あなたが休んだら、みんながカバーする。
逆に、誰かが有給で休んだら、あなたが積極的にカバーをしてあげれば良いだけのことです。
また、あなたが勝手に遠慮しているだけで、実際に有給を申請したら、
「わかった。ゆっくり休んで。休んでいる間は、私たちがカバーするから大丈夫」
と言ってもらえる可能性も十分にあります。
だから、あなたは安心して有給を消化して休んでください。
他人からの評価は気にしなくて良い
「社畜は嫌。でも、評価が下がるのも嫌」
と心配する必要なんてありません。
大丈夫です。
20代のあなたが有給をきちんと申請した上で数日間休んだって、別に評価は変わりません。
もちろん、繁盛期や決算期などは別ですよ。
有給休暇の取得が義務化される今の時代、数日間の有給消化であなたの社内評価が下がることはないでしょう。
「評価が下がらなくても、上司や同僚にどう思われるか…」
という心配も捨てちゃいましょう。
だって、人にどう思われるか、つまり人の心をコントロールすることなんてできないのですから。
「有給を取る=自分の権利を使っているだけ」ですよね。
つまり、あなたは何一つ悪いことをしていないし、正しいことをしているだけ。
だから、相手がどう思おうと気にしなくて良いんです。
アドラー心理学では、この考え方を「課題の分離」と呼びます。
自分の課題と他人の課題を分けて考える。
他人の課題は、自分では解決することができないのだから、気にする必要はないのです。
そして、上司や同僚からどう思われても気にしないという「課題の分離」ができれば、上司に認めてもらいたいという承認欲求を捨てることができます。
そうすれば、「有給は使わないと損!」と思えるようになります。
ほら、あなたは「有給は捨ててナンボでしょ!」タイプの社畜から脱出できた!
社畜界の金メダリストから引退できた!
有給休暇をどうしても取れない20代は社畜になる前に転職を
有給休暇を取れない20代の社畜は、今すぐ有給休暇を申請して休みましょう。
有給は使わないと損なのですから。
でも、有給を申請しても
「は?お前何言ってんの?お前何様?」
「有給を使うつもりなの?生意気だな!」
と言われることもあると思います。
また、休みを取らない社員の評価を上げて、有給を使う社員の評価を下げるような会社もあるかもしれません。
有給を使って休んでしまったら、あなたがいないと本当に業務が立ち行かなくなるようなダメ会社がある可能性も捨てきれません。
そのような会社は、
ブラック企業決定!
です。
だから、そのようなブラック企業で働いている20代は、今すぐ転職をしましょう。
20代なら転職先はたくさんあります。
ちなみに、あなたがいないと業務が立ち行かなくなるからと言って、
「僕がいないと、この会社はダメだから…」
と仏心を出す必要はありません。
その考え方自体が「社畜」なのですから。
今度は有給を使うと怒られるようなブラック企業ではなく、有給を取らないと怒られるようなホワイト企業に転職すれば良いんです。
そんな企業あるの?
ありますよ。
有給取得が義務化される今の時代、「有給を取らないことが美徳」ではなく、「有給を使ってリフレッシュしながら働くのが当たり前」と考える企業が増えてきています。
そのような企業に転職すれば、社畜から完全に脱出できます。
そして、そのようなホワイト企業に、20代の今なら転職することができるんです。
有給を堂々と使えるホワイト企業、有給を取らないと怒られるホワイト企業に転職したい20代は、転職エージェントを利用して転職活動をしましょう。
転職エージェントを使えば、キャリアアドバイザーが企業ごとの有給消化率・有給取得日数などを調べてくれるので、確実にホワイト企業に転職できますよ。
執筆者情報
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