ハローワークで転職しようと思っている20代は多いと思います。
でも、ハローワークだけで転職すると20代は損をする可能性が高いです。
20代で転職するなら、ハローワークのメリット・デメリット、向いている人・向いてない人を知り、デメリットを補う唯一の方法である転職エージェントを併用することをおすすめします。
そうすれば、損をせずに後悔しない転職をすることができるのです。
ハローワークで20代が転職する5つのメリット
ハローワークで20代が転職するメリットは、次の5つです。
- 自己分析などのサポートを受けられる
- 求人数が多い
- 地元の就職に強い
- 相談員が面接のアポを取ってくれる
- 必ず採用の合否の通知が来る
5つのメリットを詳しく説明します。
自己分析などのサポートを受けられる
ハローワークでは、相談員が配置されています。
相談員はあなたの転職をサポートしてくれる存在で、あなたの希望する求人を探してくれたり、自己分析をして適職を見つけるためのサポートをしてくれます。
もちろん、無料で相談してサポートを受けることができますので、転職活動を進めやすくなります。
求人数が多い
ハローワークは求人数が多いことが最大のメリットかもしれません。
ハローワークは求人を出す企業側も無料で利用できるので、「人手不足になったら、とりあえずハローワークに求人を出しておく」という企業が多いのです。
ハローワークで扱っている全国47都道府県の求人を全て閲覧することができます。
地元の就職に強い
ハローワークは、地元の就職に強いことがメリットです。ハローワークは全国に540ヶ所以上あります。
そのため、都市部だけでなく地方の求人もたくさん扱っていますし、引っ越さずに通勤できる求人を紹介してもらえます。
職業安定法という法律によって、「第十七条 公共職業安定所は、求職者に対し、できる限り、就職の際にその住所又は居所の変更を必要としない職業を紹介するよう努めなければならない。」と定められていますので、地元で就職したいという人にとっては、ハローワークは心強い味方と言えるでしょう。
相談員が面接のアポを取ってくれる
ハローワークで求人に応募することを決めると、その場で相談員が面接のアポイントメントを取ってくれます。
「メールなら良いけど、電話は…」と、自分で応募する企業に電話でアポイントメントを取るのは緊張するという20代の人は多いと思います。
ハローワークで転職活動をすれば、相談員があなたの代わりにアポイントメントを取ってくれるので、緊張せずに済むのです。
必ず採用の合否の通知が来る
ハローワークで求人に応募した場合、必ず採用の合否の通知が来ます。
自分で求人に応募したり、転職サイトを使うと、採用なら連絡しますが、不採用の場合は連絡なしというケースもありますよね。
「不採用なら連絡なし」だと、「もしかしたら連絡が遅れているだけかも。まだ望みはあるかも」と思ってしまって、なかなか気持ちを切り替えられないこともありますよね。
ハローワークなら合否の通知が必ず来ますので、万が一不採用でもしっかり前を向いて転職活動を進めていくことができるのです。
ハローワークで20代が転職するデメリット
次に、ハローワークで20代が転職するデメリットを見ていきましょう。
- 相談員の質にばらつきがある
- ブラックな求人も多い
- 自発性が求められる
- ハローワークに出向かないといけない
この4つのデメリットを説明していきます。
相談員の質にばらつきがある
ハローワークの相談員は非正規雇用で、特別な資格があるわけではありません。
企業の人事担当や大学のキャリアセンターでの勤務経験がある人が多いですが、必ず職業紹介・転職に詳しい知識があるというわけではありません。
そのため、相談員の質にはばらつきがあります。
また、詳しい知識を持っていて、スキルが高い相談員だとしても、相性が悪いこともあります。
質が悪い相談員・相性が悪い相談員に当たってしまうと、転職がうまく進まず、ストレスが溜まります。
ブラックな求人も多い
ハローワークは求人数が多いため、ブラックな求人も多く混ざっています。
ハローワークに求人を出すのは無料ですので、ブラックな零細企業も少なくないんです。
また、ハローワークに記載されている労働条件と実際の労働条件が違うというケースも少なくありません。
自発性が求められる
ハローワークでは、求人を紹介してもらえて、応募企業にアポイントメントを取ってもらえますが、基本的には自分で転職活動を進めていくという姿勢が必要です。
転職エージェントなら、登録すれば全面的にあなたの転職をサポートし、あなたをリードしながら転職成功へと導いてくれますが、ハローワークは自分で積極的に転職活動をしないと、何も進まないのです。
ハローワークに出向かないといけない
ハローワークでは、求人の閲覧はインターネットでできますが、応募する時にはハローワークに出向かないといけません。
1回の訪問では応募できる企業が見つからないこともあり、何回も繰り返しハローワークに行かなくてはいけないことも少なくないんです。
ハローワークで転職するのに向いている20代・向いてない20代
ハローワークでの転職に向いている20代と向いてない20代を比べてみましょう。
あなたは、ハローワークで転職するのに向いているタイプでしょうか?それとも、向いてないタイプでしょうか?
- ハローワークで転職するのに向いている20代のタイプ
- ハローワークで転職するのに向いてない20代タイプ
ハローワークで転職するのに向いている20代のタイプ
ハローワークで転職するのに向いている20代は、次のようなタイプの人です。
- すでに退職している
- 家からハローワークが近い
- どんな業種・職種に転職するのかはっきりしている
- キャリアの棚卸しや自己分析は自分でできる
- 転職活動は全部自分でやりたい
キャリアの棚卸しや自己分析は相談員が手伝ってくれますが、一から十まで親身になってやってくれるとは限りませんので、自分でやることが前提になります。
そのため、上記のようなタイプの20代の人は、ハローワークでの転職に向いていると思います。
ハローワークで転職するのに向いてない20代タイプ
ハローワークでの転職に向いてない20代は、次のようなタイプです。
- 在職中に転職活動をしたい
- 家からハローワークが遠く、出向くのが大変
- 自分の適職がわからない
- キャリアの棚卸しや自己分析のやり方がわからない
- 誰かに相談しながら転職活動を進めたい
このような20代の人は、ハローワークで転職活動をすると、うまく進まずに転職に失敗するかもしれません。
ハローワーク一本で転職する20代は損をしているかも!?
ハローワーク一本で転職する20代は損をする可能性があります。
損をしないために、後悔のない転職をするためには、ハローワークだけでなく、転職エージェントと併用すべきです。
- ハローワークで求人に応募しなくても失業保険はもらえる!
- ハローワークには好条件の求人は少ない!
- ハローワークで転職するなら転職エージェントとの併用を!
ハローワークで求人に応募しなくても失業保険はもらえる!
ハローワーク一本で転職を進めていくと損をする可能性があると言いましたが、、「ハローワークで転職しないと、失業保険が貰えないから逆に損ではないの?」と心配になる20代の人は多いと思います。
確かに、失業保険をもらうためには、一度ハローワークに行って手続きをしなければいけませんし、失業認定を受けるために、求職活動をしなければいけません。
ただ、その求職活動はハローワークでしなければいけないというわけではありません。
民間の転職エージェントなどで転職活動をすることで、「求職活動をしている」ということで失業認定を受けることができます。
また、失業認定を受けるために、4週間ごとにハローワークに行かなければいけませんが、その帰りにサクッと相談員に転職に関する相談をすれば、それが求職活動になりますので、失業認定を受けることができます。
だから、別にハローワークで転職をしないと失業保険が貰えないというわけではないんです。
ハローワーク以外で転職しても、損をすることはありません。
ハローワークには好条件の求人は少ない!
ハローワークだけで20代が転職活動をすると損をするかもしれない理由は、良い求人に出会える可能性が少ないからです。
ハローワークは求人数が多いですが、中小企業・零細企業が大部分を占めています。
中小企業・零細企業にも良い企業はたくさんありますが、ブラック企業が多く、経営状態は不安定なことも否定できませんよね。
ハローワークは求人を出すのも無料なので、金銭的に余裕がない中小企業・零細企業も気軽に求人を出せるため、ハローワークの求人は中小企業・零細企業が多いんですね。
逆に、大手企業や有名企業、将来有望な企業などは、あまりハローワークに求人を出しません。
優良企業は、お金を出してでも、本当に優秀な人材を欲しいと思っているので、誰でも気軽に応募できるハローワークには求人を出さないんですね。
ハローワークに求人を出したら、応募が殺到して、選考するだけで時間も労力もかかってしまうという事情もあります。
だから、ハローワークだけで転職活動をすると、良い求人に出会えない可能性が高いです。
20代は引く手あまたであり、どんどんチャレンジすることができる年齢ですから、ハローワークに出ている求人だけでなく、大手企業や有名企業などの好条件でやりがいのある求人にもチャレンジすべきです!
ハローワークで転職するなら転職エージェントとの併用を!
「大手企業や有名企業などの好条件でやりがいのある求人を紹介してもらうにはどうすれば良いのか?」という疑問が出てくると思います。
その答えは、先ほどから度々単語が出てきていますが、「転職エージェント」を利用することです。
転職エージェントは大手企業や有名企業の求人を扱っています。
人気が高い求人は、非公開求人にしておいてその求人にマッチした20代の人にだけ求人を紹介するというシステムもあります。
さらに、転職エージェントなら、転職活動を全面的にサポートして、親身になってキャリアの棚卸しや自己分析、面接の日程調整、志望動機や自己PRのアドバイスなどをしてくれます。
だから、ハローワークだけで転職するのではなく、ハローワークと転職エージェントを併用しながら転職活動を進めていくと良いでしょう。
執筆者情報
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