仕事にやりがいを感じない20代は転職?マズローと5つの要素で解決

「仕事にやりがいを感じないなぁ」とか「仕事が苦痛で仕方がない」、「やる気が出ない…」と思っている20代の社会人は少なくないと思います。

やりがいを感じないまま、今の職場で働き続けても、ただ毎日を無駄に過ごしていくことになります。

さらに、仕事のモチベーションはどんどん下がっていくので、さらにやる気が出なくなるという悪循環に陥ってしまうのです。

20代でやりがいを感じないなら、どうすれば良いのでしょうか?

20代でやりがいを感じないなら、今のうちにやりがいを本当に感じる仕事ができるところに転職しましょう。

そうすれば、毎日楽しく仕事ができ、充実した日々を過ごすことができるでしょう。

仕事にやりがいを感じないと悩む20代の人は「やりがい」とは何かを確認しよう

仕事にやりがいを感じないと悩んでいる20代の人は、まずはやりがいとは何かを確認しておきましょう。

あなたは、「仕事でやりがいを感じないんだよな」と悩んでいると思いますが、仕事のやりがいをは何かを具体的に詳しく説明することができますか?

これをわかっていないと、「やりがいを感じない。どうしよう?」という悩みを解決することはできません。

仕事のやりがいとは、ずばり「仕事をする上で感じる喜び」のことです。

あなたは今、やりがいを感じていないから、「仕事をしていて喜びを感じるの?そんなことあり得るの?」と疑問に思うかもしれません。

でも、やりがいを感じる仕事をすれば、仕事をしていて喜びを感じることができるのです。

仕事でやりがいを感じる5つの要素

仕事にやりがいを感じないことに悩んでいる20代の人は、どうやったらやりがいを感じられるのか、つまり仕事をする上で喜びを感じられるのかを考えていきましょう。

何にやりがいを感じるかは、人それぞれ違います。やりがいを感じるポイントは、1人1人違うのです。

やりがいを感じる要素は、主に次の5つがあります。

★マズロー8段階の図★

※生理的欲求と認知の欲求、審美的欲求はやりがいとは直接関係ありません。

  1. 一体感があって仕事が楽しいと思えること(内的要因、社会的欲求に該当)
  2. 人の役に立って感謝されること、人から称賛されること(外的要因、承認の欲求に該当)
  3. 報酬(外的要因、安全の欲求を満たしている前提で、承認の欲求に該当)
  4. 理想の自分になるという目標を達成し自己満足できること(内的要因、自己実現の欲求に該当)
  5. 自分の仕事がコミュニティや世界の平和・発展につながる(内的要因、自己超越の欲求に該当)

仕事をする上でこの5つがあると、「やりがいを感じる」と思うことができるのです。

一体感があって仕事が楽しいと思えること(内的要因、社会的欲求に該当)

  1. 一体感があって仕事が楽しいと思えれば、やりがいを感じる
  2. 一体感がなく、仕事を楽しいと思えないなら、どうすれば良い?

一体感があって仕事が楽しいと思えれば、やりがいを感じる

仕事をしていて、職場で一体感を感じ、さらに楽しいと思えることができれば、仕事をする上で喜びを感じます。つまり、やりがいにつながるんですね。

職場で上司や同僚と同じ目標に向かって努力し、お互いに協力し合って仕事をしていけば、「自分の居場所はここである」と実感できます。

「自分がいるべき場所はここである」と仕事をしていて感じることができれば、やりがいを感じることができます。

そして、仕事をしていて楽しいと思うパターンは、次の3つがあります。

  • 責任ある仕事を任される
  • 得意なことをやっている
  • 多様な仕事を任される

責任ある仕事をしていれば、大変だけど楽しい、やりがいがあると思えます。

得意なことや興味のあることをやっている時も同じですね。

創意工夫が必要だったり、いろいろなアイデアを絞る必要がある仕事、その場その場での対応力が必要とされるような多様な仕事をしている時も、楽しいと思えるので、やりがいを感じることができます。

一体感がなく、仕事を楽しいと思えないなら、どうすれば良い?

一体感がなく、仕事を楽しいと思えないからやりがいを感じないなら、どうすれば良いのかを先ほどのパターン別に考えていきます。

一体感がない場合

仕事をしていて一体感を感じられない場合は、あなたがその職場に馴染んでいないことが原因と考えられます。

入社したばかりなら、それは仕方がありません。その職場の環境に馴染むまで、もう少し我慢してみましょう。

でも、入社後半年以上経っても一体感を得られない、「自分の居場所はここではない」と感じることができないなら、あなたはその職場の社風に合っていない可能性があります。

社風に合っていないなら、20代のうちに転職するしかありません。

「社風が合わないなら20代で転職を!5つの要素で判断しよう」<リンク>でも詳しく解説していますので、参考にしてください。

責任のある仕事を任せてもらえない

誰でもできるような仕事ばかりで、責任ある仕事を任せてもらえないなら、仕事への取り組み方を変えたり、スキルアップをしていくようにしましょう。

誰にでもできるような仕事でも、あなたにしかできない方法、オリジナリティあふれる方法で取り組めば、やりがいを感じられることがあります。

また、スキルアップしていくことで、責任ある仕事を任せてもらえるようになります。

それでも、やっぱり責任ある仕事を任せてもらえないなら、責任ある仕事を任せてもらえる職場に転職する必要があります。

得意なことを仕事にできない

得意なことを仕事にできないから、仕事にやりがいを感じないという20代のあなたは、今の仕事内で何か得意なことを少しだけでも活かせないか模索してみましょう。

また、今の仕事の中で、あなたが興味を持てること、得意になれそうなことはないかを探してみることも大切です。

それでもダメなら、あなたの得意なことを活かせる仕事に転職すると良いでしょう。

ルーティンワークばかりの仕事しか任せてもらえない

本当は多様な仕事をしたいのに、ルーティンワークばかりで、創意工夫は必要なく、ただ淡々と仕事をこなす毎日で、やりがいを感じないというあなたは、今よりももっとスムーズに仕事ができるように頑張りましょう。

今、任されている仕事をもっと早く正確に終わらせることができれば、今とは違う仕事を任せてもらえるようになります。

また、「仕事ができる人」認定をしてもらえば、ルーティンワークよりも難易度が高い仕事を任せてもらえますよね。

ただ、職場環境によっては、どんなに頑張ってもルーティンワークしかないということもあると思います。

そのような職場で働いている20代のあなたは、多様な仕事を任せてもらえる職場に転職すると良いでしょう。

人の役に立って感謝されること、人から称賛されること(外的要因、承認の欲求に該当)

  1. 人の役に立って感謝されたり、人から称賛されるとやりがいを感じる
  2. 人の役に立っているのに感謝されなかったり、称賛されなかったらどうすれば良い?

人の役に立って感謝されたり、人から称賛されるとやりがいを感じる

人の役に立って、「ありがとう」と感謝されたり、人から褒められたりすると、喜びを感じますよね。

誰かのためになることをして、それをきちんと評価してもらい、感謝されれば、誰でも嬉しくなりますし、「やって良かった!」と思えます。

仕事をしていて、上司や同僚から「すごいね!」、「よくやった!さすがだ!」、「君にこの仕事を任せて正解だったよ。ありがとう!」と褒めてもらえると、喜びを感じますので、やりがいにつながります。

人の役に立っているのに感謝されなかったり、称賛されなかったらどうすれば良い?

人の役に立っている仕事をしているのに、感謝されない。また、仕事で結果を出しているのに、称賛されないという場合は、まずは考え方を変えてみましょう。

  • 人に認めてもらえなくても、結果を出すことが大切
  • 褒められなくても、人の役に立てれば良い

「この人に認めてもらったり、褒めてもらえなくても、結果を出し、人の役に立つ」というのは、「理想の自分になるという目標を達成し、満足できる」という自己実現の欲求という上の段階の欲求になりますが、このように考えれば、やりがいを感じられることもあるでしょう。

この考え方は、承認の欲求をスキップして、自己実現の欲求を満たそうとするものですので、一見、マズローの欲求階層説に矛盾しているように感じますが、これはクリエイティブな人たちに限定すれば、矛盾するものではありません。

晩年のマズローは欲求階層説が逆になり得ることに言及しています。

例えば、画家や小説家等の人たちは、貧乏な生活をしていても創作活動に没頭します。

安定した生活、お金のある生活よりも、自分の作品を完成させたい、納得できる作品を作りたいという自己実現の欲求が強いのです。

そのため、クリエイティブな人たち限定になりますが、承認の欲求をスキップして、自己実現の欲求を満たすことでやりがいを感じるということは矛盾していませんし、やりがいを感じるための近道になることがあります。

それでも、「やっぱり人から認めてもらいたい」、「褒めてもらいた」と思い、考え方を変えるのが無理なのであれば、きちんと感謝されるところ、褒めてもらえるところに転職するしかありません。

報酬(外的要因、安全の欲求を満たしている前提で、承認の欲求に該当)

  1. 報酬があれば喜びを感じる
  2. 仕事が大変なのに給料が少ないなら、どうすれば良い?

報酬があれば喜びを感じる

報酬を得ることは安全の欲求と承認の欲求をを満たすことに該当します。

この安全の欲求を満たすレベルの報酬は、贅沢はできなくても、普通の生活を送れる程度の報酬を言います。

そして、安全の欲求を満たしてから、社会的な欲求を満たし、さらに承認の欲求を満たすと、仕事ぶりを評価して認めてもらうことができるので、その対価としてより高い報酬を得ることができます。

仕事をして、その対価が満足できるものであれば、喜びを感じますので、やりがいにつながります。

高い報酬を得ることができれば、欲しい服を変えるし、行きたいところに旅行に行けます。また、ワンランク上の生活を送ることができます。

自分の希望通りの生活を送ることができれば、喜びを感じますよね。

また、給料が上がれば、それだけあなたの仕事が認められたということになります。会社からあなたの能力や頑張りを認められたということになりますよね。

だから、満足できるだけの報酬(給料)を貰えれば、やりがいを感じることができるのです。

仕事が大変なのに給料が少ないなら、どうすれば良い?

仕事が大変なのに給料が少ないなら、転職するしかありません。

激務なのに、給料が少ない。また、仕事でそれなりの結果を出しているのに、給料が上がらない。

つまり、割に合わない場合は、喜びを感じることができませんよね。

仕事内容に見合うだけの給料をもらうためには、職場に交渉するという手段もありますが、これは非現実的です。

個人で給料交渉をしても、給料が上がる可能性はゼロでしょう。

だから、給料に不満を持っているなら、転職するしかないのです。

理想の自分になるという目標を達成し自己満足できること(内的要因、自己実現の欲求に該当)

  1. 理想の自分になるという目標に近づければ、やりがいを感じる
  2. 理想の自分になるという目標を達成できそうにないなら、どうすれば良い?

理想の自分になるという目標に近づければ、やりがいを感じる

理想の自分になるという目標を達成できそうな環境にいると、「このまま頑張れば、理想の自分になれる!もう少しだ!」と喜びを感じます。

理想の自分になるという目標を達成した時の喜びはとても大きいですよね。

でも、達成する前から喜びを感じることはできます。

もう少しで理想の自分になれる、あとちょっと頑張れば到達できると希望を持つことができたら、仕事をすることに喜びを感じることができるので、やりがいにつながります

理想の自分になるという目標を達成できそうにないなら、どうすれば良い?

今の仕事をしていて、理想の自分になるという目標を達成できそうにないから、やりがいを感じないなら、まずはあなた自身の理想像を見直しましょう。

あなたの「理想の自分」は、具体的にどんなものなのかを自分の中で再確認します。

そして、それから何とか今の仕事を続けながら、目標達成に向かっていくことはできないか、軌道修正はできないかを模索してみましょう。

例えば、先ほど説明したように、「人から評価されたいけれど、考え方を変えて、評価されなくても人の役に立てれば良い」のような軌道修正ですね。

というのも、考え方を変えてみると、いつの間にか人に評価されていたという発見ができることがあるからです。

それでも、やっぱり人に評価されてから、理想の自分になりたいという考えが強く、軌道修正はできないというのであれば、転職するしかありません。

一方で、あなた自身の理想像を、今の仕事に合わせて無理やり変更してしまうことはおすすめできません。

「自分自身の理想像を持ち、それに向かって歩んでいくこと」は、あなたの人生の中でとても重要なものであり、簡単に変えてはいけないものだからです。

だから、今の仕事で理想の自分になるという目標を達成できそうにないという場合は、あなたの理想像に突き進んでいくことができると確信できる仕事に転職してください。

自分の仕事がコミュニティや世界の平和・発展につながる(内的要因、自己超越の欲求に該当)

あなたが今している仕事が、コミュニティや世界の平和・発展につながると実感できることでも、やりがいを感じることができます。

これは、「人の役に立って感謝されること」とは似ているようで違います。

先ほどの「人の役に立って感謝されること」というのは、自分のための欲求であり、自己満足につながるものです。

でも、このコミュニティや世界の平和・発展につながるという欲求は、他人への無償の愛になります。

自分のことよりも、他人のためになることを優先し、それが他人の幸せ、そしてコミュニティや世界の平和・発展につながるのであれば、喜びを感じるので、やりがいを感じられるんですね。

コミュニティや世界の平和・発展につながらないと思ったら、どうすれば良い?

今の仕事をしていて、自分の仕事がコミュニティや世界の平和・発展につながらないからやりがいを感じないと思った人は、今まで説明してきたやりがいを感じる要素のすべてを見直す必要があります。

なぜなら、仕事をしてコミュニティや世界の平和・発展に寄与してやりがいを感じることは、かなりハイレベルで難しいからです。

このコミュニティや世界の平和・発展につながることで、やりがいを感じることは、利他的な欲求になります。

利他的な欲求は自分のための利己的な欲求が満たされてからでないと、人間は満たそうとはしません。

だから、今まで説明してきたやりがいを感じる4つの要素を全てある程度満たした上で、ようやくこの「コミュニティや世界の平和・発展につながる」というやりがいのスタート地点に立つことができるのです。

コミュニティや世界の平和・発展につながるというやりがいを感じるためには、今までの4つの要素を見直すこと。

その上で、どんな形でコミュニティや世界の平和・発展に寄与していきたいのかを考え、具体的にイメージします。

そして、それを叶えられる職場に転職しなければいけません。

仕事にやりがいを感じない20代が喜びを感じる職場を探す3つのステップ

仕事にやりがいを感じないと20代の人が思ったら、やりがいを感じる職場に転職すべきです。

先ほど、仕事でやりがいを感じる5つの要素とやりがいを感じない時の解決方法をご紹介しました。

では、やりがいを感じないから転職するしかないという結論に至ったら、具体的にどうやって本当にやりがいを感じられる職場を探せば良いのでしょうか?

仕事にやりがいを感じない20代の人が、やりがいを感じられる職場を探すための3つのステップを説明していきます。

  1. ステップ1 まずはマズローの欲求段階説をもう一度確認する
  2. ステップ2 最終目標は高く掲げておく
  3. ステップ3 2つの条件を満たす職場を探す

ステップ1 まずはマズローの欲求段階説をもう一度確認する

仕事にやりがいを感じられる職場を探すためには、マズローの欲求段階説を確認しておかなければいけません。

先ほどもマズローの8段階の欲求の図をご紹介しましたが、ここでももう一度確認しておきましょう。

★マズローの図★

マズローは人間の欲求には8段階あり、下の階層の欲求が満たされると、上の階層の欲求を満たそうとすると主張しています。

人間の欲求には、次の8つがあります。

1.生理的欲求=食欲、睡眠欲などの生命維持のための欲求

2.安全の欲求=経済的な安定や良い健康状態の維持のための欲求

3.社会的欲求=どこかに所属している、役割があるという満足感、

4.承認の欲求=自分の存在価値を認めてもらいたいという欲求

5.認知の欲求=知りたい、理解したい、真理を追究したいという欲求

6.審美的欲求=調和や秩序、美を求める欲求

7.自己実現の欲求=理想の自分になるという目標を達成し自己満足したいという欲求

8.自己超越の欲求=自分ではなく他人や周囲、世界の幸せを叶えたい欲求

※ここではやりがいに直接関係していない認知の欲求、審美的欲求は解説しません。

マズローによると、人間は生理的な欲求がある程度満たされると、安全の欲求を満たそうとする。

そして、その次に社会的欲求を満たそうとし、さらに承認の欲求を満たす。

それから自己実現の欲求を満たそうとして、それが満たされたら、最終段階として自己超越の欲求を満たそうとするのです。

人間は下位の欲求から段階的に満たしていこうとするんですね。ただ、100%満足しないと、次の上位の欲求を満たそうとしないというわけではありません。

100%満足できなくても、ある程度のレベルまで満たすことができれば、次の段階の欲求を満たそうとします。

人間がある程度満足できて、次の段階の欲求を満たそうとする満足度を、マズローは次のように示しています。

  • 生理的欲求=85%
  • 安全の欲求=70%
  • 社会的欲求=50%
  • 承認の欲求=40%
  • 自己実現の欲求=10%

※認知の欲求と審美的欲求はの満足度の数字は、マズローは示していません。

生理的欲求が85%くらい満たされると、安全の欲求を満たそうとする。

そして、安全の欲求が70%くらい満たされると、社会的の欲求を満たそうとするというわけです。

もし下位の欲求の満足度が満足度の数字以下になってしまったら、下位の欲求ほど優先して満たそうとします。

8段階目の自己超越の欲求は、下位の全ての欲求をある程度満足できた状態で、満たそうとする最上位の欲求になります。

自己超越の欲求は他人への無償の愛です。

自分のために「世界のみんなの幸せを願っている」と発言し、それを実行に移すのは、承認の欲求や自己実現の欲求(自己満足)を満たすためのものです。

でも、自己超越の欲求は、自分のためではなく、心の底から「世界のみんなの幸せを願っている」発言し、実行に移そうとするものです。

自分の利益は一切考えず、他人の利益のためだけを考えて行動する。自己超越の欲求は、まさに他人への無償の愛なのです。

スティーヴン・レヴィット (著) スティーヴン・ダブナー (著)「0ベース思考—どんな難問もシンプルに解決できる」では、「道徳的インセンティブでは人は動かせないし(自分も動かない)。人はみんなの利益よりも自分の利益を優先する。」と主張しています。

だから、人間はまずは自分のための欲求を満たす。しかも、生理的欲求→安全の欲求→社会的欲求→承認の欲求→自己実現の欲求の順である。

そして、自分のための利己的な欲求をある程度満たして満足してから、ようやく利他的な他人のための欲求である自己超越の欲求を満たそうとするのです。

ステップ2 最終目標は高く掲げておく

仕事のやりがいのために転職するなら、最終目標は高く掲げるべきです。

最終目標とは、欲求の最上位である自己超越の欲求ですね。

人によっては、コミュニティとか世界のためとか、利他的な事には興味はない。とにかく利己的な欲求を満たせれば良いと考えるかもしれません。

でも、それはあなたがまだ自己超越の下の段階である自己実現の欲求までを満たしていないからです。

そして、目標を高く掲げておくと、それを達成しようとする潜在意識が働くようになります。

潜在意識が働くようになると、目標の実現に向けて頑張っていること、目標の実現に向かいつつあることだけでも、喜びが生まれて、やりがいを感じるようになります。

そして、最終目標を高く掲げ、それに向けて努力していると、自然と下の階層の欲求から満たされていくことが多いです。

なぜなら、最終目標に向けて頑張るあなたを見て、周囲の人が下の階層の欲求を達成する手助けをしてくれるからです。いわゆる引き寄せの法則ですね。

だから、やりがいのために転職するなら、最終目標は高く、そして具体的に描いておくようにしましょう。

最終目標を高く掲げておくと、「向かっている」だけでやりがいを感じる

最終目標を高く掲げておくと、それを達成していない段階、つまり最終目標に向かっているだけでやりがいを感じるようになります。

安全の欲求や社会的欲求、承認の欲求は、自分の基準とするレベルを達成しないと、やりがいを感じることはありません。

安全の欲求なら70%、社会的欲求なら50%、承認の欲求なら40%程度ですね。

安全の欲求や社会的欲求、承認の欲求は達成感という形でやりがいを感じることになります。

でも、自己実現の欲求と自己超越の欲求は「それを実現できる希望があると感じる」、「このまま頑張れば達成できそう」というだけでやりがいを感じることができるのです。

自己実現の欲求は満足度が10%に満たなくても、それに向かっていると実感できるだけで、やりがいを感じられるし、自己超越の欲求も実現のために行動しているだけでやりがいを感じられます。

だから、最終目標を高く掲げておくと、承認の欲求を達成した後は、そこからずっとやりがいを感じながら仕事をしていくことができるというわけなんですね。

特に、「自分の仕事がコミュニティや世界の平和・発展につながる」という自己超越の欲求を実現するのは、かなり難しくハードルが高いですから、ここに目標を置き、それを実現できる希望がある職場へ転職すれば、今後はやりがいを感じないという悩みとは無縁になるはずです。

ステップ3 2つの条件を満たす職場を探す

マズローの欲求段階説がわかったところで、次に具体的に仕事のやりがいを感じられる職場を探すための方法を見ていきましょう。

やりがいを感じる5つの要素は、次の5つでしたよね。そして、それぞれの要素をマズローの8段階の欲求に当てはめてみました。

1.一体感があって仕事が楽しいと思えること=社会的欲求

2.人の役に立って感謝されること、人から称賛されること=承認の欲求

3.報酬=安全の欲求として報酬は満たされているという前提での承認の欲求

4.理想の自分になるという目標を達成し自己満足すること=自己実現の欲求

5.自分の仕事がコミュニティや世界の平和・発展につながる=自己超越の欲求

それぞれの要素の欲求の段階を確認したら、いよいよやりがいを感じる職場の条件探しです。

やりがいを感じる職場の条件は、次の2つです。

  1. それぞれの欲求を段階的に満たしていける職場か?
  2. それぞれの要素があなたの基準に適っているか?

この2つの条件を満たす職場を探しましょう。

それぞれの欲求を段階的に満たしていける職場か?

まずは、それぞれの欲求を段階的に満たしていける職場を探してください。

5つの要素で考えてみると、次のようになります。

1.安全の欲求を満たす

入社後に比較的早い段階で経済的に安定する報酬を得られる

2.社会的欲求を満たす

職場で一体感を感じ、興味のある仕事、楽しいと思える仕事ができる

3.承認の欲求を満たす

人の役に立ち、感謝されたり、褒められたりする。頑張れば頑張るだけ昇進・昇給を期待でき、仕事に見合う給料をもらえる。

4.自己実現の欲求を満たす

理想の自分になるという目標を達成して自己満足する。

5.自己超越の欲求を満たす

自分の仕事が、コミュニティーや世界の平和・発展につながる

マズローの図で最下層の欲求である生理的な欲求は、やりがいには関係しないので、仕事のやりがいを感じるためには、安全の欲求から満たしていく必要があります。

まずは、安全の欲求を満たし、次に社会的欲求を満たすことができる。その次に承認の欲求、それから自己実現の欲求、最後に自己超越の欲求を満たせる。

このようにマズローの欲求段階説に従って、段階を踏んで一歩一歩、やりがいに関係する欲求を満たしていくことができる職場が、あなたにとって本当にやりがいを感じられる職場ということになります。

この下の段階から一歩一歩欲求を満たしていくということがポイントです。

例えば、やりがい搾取をしているような職場は、興味のある仕事で社会的欲求は満たせるけど、超薄給で安全の欲求を満たせないという職場があります。

最初は、こういう職場でも「やりがいがある」と感じますが、薄給で経済的に安定しないという不満が溜まっていきますので、そのうちやりがいよりも不満が大きくなっていくのです。

もう1つNG例をご紹介しますね。

自己実現の場が用意されてない職場もやりがいを感じません。

仕事はそれなりに楽しいし、頑張れば頑張るだけ評価をしてもらえるけれど、この職場で働いていても、人の役に立っていると実感(自己満足)できないし、あなたの目標を達成できないと思える職場は、やりがいを感じないのです。

承認の欲求を満たすまで、昇進や昇給を目標にしたり、正しく評価してもらえるように頑張っている時はやりがいを感じます。

でも、あなたなりに承認の欲求が満たされたと感じたら、それで終わりなんです。

次の欲求の段階である自己実現の欲求を満たせる場がない職場だと、徐々に虚しさが出てきてしまうでしょう。

だから、安全の欲求、社会的欲求、承認の欲求、自己実現の欲求、自己超越の欲求を満たせる職場、しかもこの順序で1つずつ満たしていける職場を探す必要があるのです。

最終目標を高くしておけば、引き寄せの法則で下の階層の欲求も満たすことができるケースもありますが、引き寄せの法則は各階層の欲求を満たす手助けをしてくれるだけです。

基本的には1段階ずつ自分の力で欲求を満たしていくことになります。

この段階的に欲求を満たしていく職場は、欲求を満たすことでやりがいを感じられますが、「欲求を満たすことに向かっている」という状況でも希望とやりがいを感じることができます。

それぞれの要素があなたの基準に適っているか?

まずは、それぞれの要素があなたの基準に適っているかどうかをチェックして、職場を探しましょう。

それぞれの基準とは、5つの要素での目標のことです。

1.一体感があって仕事が楽しいと思えること=社会的欲求

2.人の役に立って感謝されること、人から称賛されること=承認の欲求

3.報酬=安全の欲求として報酬は満たされているという前提での承認の欲求

4.理想の自分になるという目標を達成し自己満足すること=自己実現の欲求

5.自分の仕事がコミュニティや世界の平和・発展につながる=自己超越の欲求

1つ1つ下の階層から欲求を満たすために、あなたは仕事をしていくと思いますが、どの基準まで達したら、その欲求が満たされるかは人それぞれ違います。

ここで、あなたがそれぞれの欲求をどの程度重要視すべきかの目安となる考え方を1つご紹介します。

カリスマセラピストの石井浩之氏が考案したWEタイプとMEタイプという分類の仕方です。

あなたがWEタイプなのか、MEタイプなのかで、どの欲求を重要視すべきかは異なります。

  • WEタイプ=「私たち」を中心に考え、感じ、行動する。一体感を感じ、人の役に立ち感謝されることがモチベーションにつながる。
  • MEタイプ=「私」を中心に考え、感じ、行動する。自己実現がモチベーションにつながる。

WEタイプは社会的欲求や承認の欲求は強いですが、自己実現の欲求は弱めになります。

それに対し、MEタイプは社会的欲求や承認の欲求は弱いですが、自己実現の欲求は強いです。

WEタイプの人は、社会的欲求や承認の欲求は高いレベルで満たされる職場を選ぶべきです。

MEタイプの人は、自己実現の欲求を高いレベルで満たすことができる職場を選ぶと、本当にやりがいを感じることができるはずです。

だから、あなたのタイプに応じて、5つの要素の基準を定めておきましょう。

そして、その基準を達成できる職場を探すのです。

(あなたがどちらのタイプかを診断するための診断テストを用意しました。)★診断テストプログラム作成後に内部リンク★

仕事にやりがいを感じない20代の人は、転職エージェントを利用しよう

20代で仕事にやりがいを感じないなら、やりがいを感じる仕事・職場に転職すると良いでしょう。

仕事でやりがいを感じる職場に転職するためには、最終目標を高く掲げ、さらに次の2つの条件を満たす職場を探さなければいけないのでしたよね。

  • それぞれの欲求を段階的に満たしていける職場か?
  • それぞれの要素があなたの基準に適っているか?

それぞれの欲求を段階的に満たすことができ、しかもそれぞれの要素があなたの基準に適っているかどうかなんて、自分ではなかなか調べることができません。

また、最終目標をどのように掲げれば良いのかがわからないということもありますよね。

そういう時には、転職エージェントの力を借りましょう。

転職エージェントと話し合いながら転職活動をしていけば、最終目標をどこに置けば良いかをアドバイスしてくれます。

また、各要素のあなたの基準も明確になりますし、その基準を満たし、段階的に欲求を満たしてける職場の求人も紹介してもらえるのです。

だから、転職エージェントを使えば、本当にやりがいを感じられる職場に転職することができるのです。

こちらもおすすめ

コメントは受け付けていません。

ページのトップへもどる