看護師が育児と仕事を両立させる働き方!両立への道は必ずある!

「すべての女性が輝く社会づくり」が、日本政府の重要課題の一つとして取り上げられていますね。

まだまだ女性に優しいとは言いがたい日本の社会。多くの女性が、この課題の実現を強く願っていることでしょう。

 

女性の輝き方は十人十色。

仕事にバリバリと燃えている女性、趣味で輝きを放っている女性、育児に励んでいる女性、ゆっくりのんびり自分らしく歩いている女性。

それぞれの女性がそれぞれの形で、輝き方を模索しています。

 

近年多く見られる輝く女性の一つの生き方として、育児と仕事の両立が挙げられるでしょう。

看護師の中にも、育児をしながらも仕事に励む、逞しくかっこいい女性達がたくさんいます。

 

しかしながら、看護の仕事は激務です。

そんな激務を子育てをしながらこなしていくなんて、想像しただけでも目が回りそうですよね。

「私には無理〜!」と、諦めてしまっている人、いるんじゃないですか?

 

諦める必要なんてありません!

一言に看護師といっても、様々な働き方があります。

「看護師たる者、自分の時間を犠牲にしてでも業務に尽くす!」なんてイメージが無くもないですが、それは決して看護師であるための条件ではありません。

 

子育て中の看護師が選択できる働き方のタイプは、意外とたくさんあるんですよ。

ここではそんな様々な働き方について紹介していきます。

これから子育てと仕事の両立を考えている方は、ぜひ参考にして下さいね。

 

また、今まさに子育てと仕事の両立に励んでいるけれども、正直ちょっとキツイ!と悩んでいる方。

今一度、働き方について見直しをしてみてはいかがですか?

あなたにピッタリの働き方が、きっと見つかるはずですよ。

子育て中の看護師の働き方6パターン!

ここでご紹介する子育て中の看護師の働き方はこの6つ!

 

 

それぞれの働き方について、メリットとデメリット、具体的にどんな職場があるのか、給料はどのくらいになるのか、といった点についてまとめました。

自分の生活環境と照らし合わせながら読み進めていって下さいね。

 

①日勤のみの勤務

ママナースの働き方として最も一般的なものは、日勤のみの勤務形態です。

子供の保育園への送迎に行かなければならないし、お買い物もしないといけない。

夜は家族団らんの時間にあてたい。

そういった事を考えれば、日勤のみの勤務がベストだと言えますよね。

 

この働き方の一番のメリットは、規則正しい生活リズムを確立させることがでる、ということでしょう。

子育てと看護の仕事の両立には、体力と精神力が必要です。

生活リズムが不規則になると、体力も精神力も消耗が激しくなってしまいますからね。

 

この働き方のもう一つのメリットは、勤務場所の選択肢がとても多いということです。

夜間診療のない無床のクリニックや、訪問看護ステーション、デイケアなどの介護施設に加え、一般企業で産業看護師として働くという手段もありますし、保育園看護師という選択もあります。

もちろん一般病院の外来での仕事もありますし、病棟であっても日勤のみの勤務ができる所はたくさんあります。

 

給料については勤務地によって大きく差がありますが、日勤常勤で働いた場合の平均的な年収は330万〜400万円程度です。

非常勤看護師の場合は時給計算で給与が支払われることがほとんどで、時給の相場は1,300〜1,800円です。

 

こうして見ると、給料は少し少なく感じてしまいますよね。

夜勤手当が入りませんから、当然と言えば当然なのですが、そこが日勤のみの勤務のデメリットであると言えるでしょう。

 

②夜勤のみの勤務

子供が保育園に通っていない、日中に子供を預けられる人もいない。

そういった環境であれば、昼間は家で子供と一緒にいる必要がありますよね。

この場合は、夫や家族の誰かが家にいる夜の間に仕事に出かける方が都合が良い、ということになります。

 

とはいえ、夜間に子供を見ている人は、あなたが仕事を終えて帰って来るまでは子供と一緒にいる必要があります。

例えばフレックスタイムの仕事をしている人など、朝早くに出勤する必要のない仕事をしている人が子供を見てくれるのであれば、夜勤のみの勤務は賢く時間を使う事ができる良い働き方である、と言えます。

 

この働き方の場合、家を離れるのは子供が寝ている夜の間、ということになりますから、子供と一緒に過ごす時間を比較的多く確保できる、というメリットがあります。

しかしながら、夜勤のみの勤務形態の最大のデメリットとして、体力的ダメージが大きいということが挙げられます。

仕事を終えて夜勤から帰って来ても、休む暇なく子供と一緒にいなければなりません。

夜勤専従看護師は週に2回程度の勤務が一般的ですが、それでも体力的負担はとても大きくなってくるでしょう。

 

勤務場所としては、療養型病棟や老人保健施設が一般的ですが、幅広く様々な病棟で夜勤専従看護師は活躍しています。

 

非常勤の給料は1回の夜勤で30,000〜35,000円が相場ですので、週2回働いたとしても月収240,000〜280,000円程になります。

体力的ダメージが大きいとはいえ、少ない勤務回数で効率よく稼ぐ事ができるという点は大きな魅力ですよね。

 

また、夜勤専従常勤という働き方もあります。

常勤ですから福利厚生の利用ができるうえに高水準の給料も期待できるため、人気の働き方の一つではあります。

しかし求人数はとても少ないため、希望地域で見つけ出すことができる可能性は、大きくはありません。

 

ちなみに夜勤専従常勤の場合は、交代制の常勤の給料より10万円多いのが相場になりますので、月収40万円くらいとなります。

 

③交代制フルタイムでの勤務

各種交代勤務もこなしながらフルタイムで仕事をすることも、子育て中看護師の働き方の一つです。

子供を見てくれる協力者が近くにいる、または24時間対応の院内保育所がある、そういった環境が整ってさえいれば、交代勤務も可能ですよね。

 

最大のメリットは、常勤で働けるため福利厚生が充実した環境で仕事ができる、ということでしょう。

保育手当や住宅手当等、子育て中の人にとって、充実した福利厚生は大きな安心材料ですよね。

 

もちろん最大のデメリットとして、家族と過ごす時間が大幅に減るということが挙げられますが、これは見方を変えればメリットになり得ます。

 

特にまだお子さんが小さい場合、子供と離れて過ごす事に抵抗を感じる人もいるでしょう。

しかしながら、子供は親から離れた場所で時間を過ごすことによって、たくさんの貴重な体験をすることができます。

子供と親が離れて過ごすことは、一概にマイナスな事だとは言えませんよ。

 

年収は勤務地によって大きな差がありますが、450万〜470万円前後が相場でしょう。

各種病棟の他、有料老人ホームや介護老人福祉施設などでの勤務も可能です。

 

④時短勤務

「育児短時間勤務」という勤務制度があります。

改正育児・介護休業法に定められた時短制度で、3歳に満たない子供を育てている人であれば誰でも利用することができます。

2012年以降は、短時間勤務の制度を作ることは全ての雇用主に義務づけられています。

 

この制度を利用すれば、常勤の雇用条件のままで、一日の労働時間を原則6時間にすることができます。

また、育児短時間勤務制度を利用しなくても、子育てに理解のある職場環境を持つ所であれば、短時間勤務を受け入れてくれることもあります。

 

メリットとしては、そういった制度の整った職場には自然と子育て中の看護師が多く集まりますから、お互いに仕事と子育てを両立させることの大変さを理解することができるという点が挙げられるでしょう。

 

子育て中であれば、突然の欠勤もあり得ます。周りの理解が得られるのと得られないのとでは、精神的負担がだいぶ違ってきますよね。

 

逆に、時短勤務者に対しての風当たりが冷たい職場もあるようですので、その点においては注意が必要です。

時短勤務者の働き方は勤務地によって様々ですが、基本的に残業はなく、患者受け持ちからも外してもらえることが多いです。

その分、フルタイムで働く看護師達へ負担がかかってしまうことになりますから、良好な人間関係を築くことが難しくなってくるのでしょうね。

 

そういった観点から見ると、時短勤務で仕事をしたい場合は、勤務先の選定においてより慎重になる必要がありますね。

 

給与面についてですが、これも勤務場所によって扱い方が変わってきます。

改正育児・介護休業法の中で給料の保証は述べられていないため、時間短縮分、給料・ボーナスともに減額されることが多いようです。

 

⑤週末のみの勤務

夫や一緒に住む家族が仕事のない週末にのみ勤務をする、という選択肢もあります。

 

メリットとしては、保育園などの施設を利用することなく、慣れた人達に子供を見てもらうことができるので、安心して仕事に行ける、という点が挙げられます。

逆にデメリットとしては、家族みんなで過ごせるはずの大切な時間に家を不在にしなければならない、という点がありますね。

 

週末のみ働ける場所で最も多いものは、老人保健施設等の福祉施設です。

また、派遣ナースとして登録をして仕事を受ける、というパターンも選択できます。

派遣ナースの仕事内容は、イベント会場での待機ナースや、訪問入浴、訪問介護といったものが多いです。

イベント会場待機ナースの場合は勤務先が遠方になることもありますが、交通費はほとんどの場合支給されますし、週末の2日間だけですからそれほど苦痛にはならないと思います。

 

派遣ナースのマイナス点は、基本的にキャンセルができないということです。

一つの勤務地に対して看護師一人が割り当てられる事が多いため、あなたがその日に行けなくなってしまうと大変困った状況になってしまいます。

派遣制度はとても便利ですが、その点を理解したうえで利用する必要があります。

 

給料形態は時給制が殆どです。週末のみの非常勤看護師の場合、時給1,300〜1,800円が相場でしょう。

派遣ナースは若干時給が良い傾向にあり、1,800〜2,000円の仕事が多くみられます。

 

⑥単発での勤務

家族と時間を調整して可能な日だけ単発で仕事をする、そんな働き方をしている子育て中の看護師も多いです。

この場合も、派遣ナースとして登録をして希望する日だけ仕事を受ける、という形を取っている人がほとんどかと思います。

その時々の状況に合わせて、仕事の頻度や日程を自分の希望するままに決めることができるので、忙しい子育て中の看護師にとっては、とても好都合な働き方ですよね。

 

単発派遣の勤務先としては、訪問入浴、デイサービスセンターやデイケアセンター、療養型病棟などが一般的です。

派遣ナースの時給は先述したとおり、1,800〜2,000円程度。派遣で単発の仕事をしていても、週に合計30時間以上の仕事をこなせば、社会保険に加入することもできます。

 

ただ、単発の派遣の仕事も、基本的にキャンセルはできません。

もちろんやむを得ない場合のキャンセルは認めてもらえますが、あまり続くと信用がなくなり、仕事を受けさせてもらえなくなってしまうこともあります。

家族との時間調整をきちんと行い、子供の体調が少し悪くても見てもらえる人を確保しておく必要がありますね。

 

まとめ

いかがでしたか?

看護師は、様々な働き方が選択できる職種だということがお分かりいただけたかと思います。

 

これから看護師としての復帰先を探す予定の人も、今の働き方を見直して新しい仕事先を探したいと思っている人も、まずは転職サイトに登録してみると良いかと思います。

忙しい子育ての時間を削って求人情報を集める手間が省けますし、良い求人が出てきた時には迅速に対応することができますから、自分一人で職場探しをするよりも効率的に動く事ができますよ。

 

あなたの子育てスタイルを崩す事なく仕事のできる働き方を見つけて、子育てと仕事の両立を笑顔でこなせる、そんな輝く女性を目指しましょう!

 

執筆者情報

天職エージェント編集部
天職エージェント編集部
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