朝になると死にたくなる。
自分に合わない会社に入ってしまうと、この感情を抱く場合があります。
「会社に行きたくない」程度の感情ではなく、「死にたい」。
重みが違います。
それを無理に耐えて何とかなった人、耐えきれず精神的に病んでしまった人、そもそも耐える価値すら感じずに転職した人、色々いるでしょう。
ここでは、「朝になると死にたい」と感じるけれど現状から抜け出す勇気が持てないあなたが行動を起こせるよう、後押しをしていきたいと思います。
→「朝死にたいと思って死ぬくらいなら、、転職してみたら??」
この記事の内容はこれ!
朝になると死にたいという感情が沸き上がる
朝を迎えて一番に思うこと「死にたい」。
「パンがなければお菓子を食べれば良いじゃない」で有名なマリー・アントワネットがフランス革命による処刑前夜、死への恐怖から一晩で白髪になってしまったという言い伝えがあります(このお話については最後に補足があります)。
出社しなければならない朝を待つ気持ちは、まさに同等の恐怖で満たされます。
一睡もできずに朝を迎えてしまうこともありますよね。
新聞配達のバイクの音が聞こえ、小鳥の囀りが聞こえ、徐々に明るくなる東の空。
ああ、一日が始まる
行きたくない、死にたい
会社勤めはどんな仕事であれ、多少のストレスは付きものです。
「会社に行きたくない」という気持ちは、会社勤めの人ならほぼ100%経験したことがあります。
ですが、「死にたい」とまで思うことは通常、あり得ません。
朝になると死にたくなるあなたは、そしてあなたにそう思わせてしまう会社は、もはや正常とは言えません。
では、朝に死にたいと思ってしまったら、どうすれば良いのでしょうか?
朝、死にたいと思ったときの選択肢
朝になると死にたいと思うあなた。
この記事を読んでくれているということは、きっと、今は朝なのでしょう。
「死にたいと思うくらいなら辞めちゃいなよ!」
こんな言葉は、誰に相談しても出てくるありふれた解決策ですが、まずはこの言葉をあなたに贈ります。
そんな簡単に言うなよ
と、思いますよね?
そう、簡単ではありません。
朝、死にたいと感じても、無理をして頑張った末路
人に「辞めちゃいなよ」と言うのは簡単ですが、言われたあなたにしてみれば、今の仕事を辞めるのは簡単なことではありません。
だからといって、辞めないまま踏ん張ってしまうとどういうことになると思いますか?
稀に、踏ん張ったことによって精神が鍛えられて、状況を乗り越えられる人もいます。
でも、そんな人はごく一握り。
多くの人は精神的な問題だけにとどまらず身体的な症状まで発症してしまいます。
代表的なものは「うつ病」「統合失調症」です。
結果的に仕事を出来る状態ではなくなり、仕事を辞めてしまう人がほとんど、という現実があります。
頑張って仕事を続けるというのは格好良く見えたりもしますが…
未来は暗いです。
では、朝死にたいと思った時に現実的に取れる選択肢について具体的に考えてみましょう。
朝死にたいと思ったときの選択肢
- 自殺する
- 生きる
まず、選択肢として大きくわけるとこの二つになります。
自殺するメリットとデメリット
まず、自殺するという選択肢についてですが、メリットとしては「すべての悩みが断ち切れる」ということでしょう。
それに対してデメリットは数えきれないほどたくさんあります。
あなた自身の悩みは一瞬で全て断ち切れますが、それは同時にあなたの周りにいる家族や友人、知人の一生涯をかけた長い悩み、苦しみの始まりとなります。
自殺の方法によっては大きな責任、多額の賠償も周りの人にふりかかります。
生きるメリットとデメリット
次に生きるという選択肢についてですが、デメリットとしては「すぐには悩みを断ち切れない」ということでしょう。
それに対してメリットは、違い数えきれないほどたくさんあります。
本気で死ぬことを思えば大抵のことは取るに足らないと感じるものですから、あなたの人生の再起を図ることができます。
あなたの人生が再起して素晴らしいものになれば、とてもここでは書ききれないほどの幸せが手に入ります。
朝、死にたいと思うあなたと、会社の思い込み
朝になると死にたいと感じるなら、会社を辞めれば良いじゃないか!
そう言われると反論としてあなたの心に浮かぶのは主に「生活」「責任」のことでしょう。
会社を辞めてお給料がなくなれば「生活」は出来ませんし、社会人としての「責任」も果たせません。
会社も会社で、あなたが居なくなることで業務に支障が出ると主張するでしょう。
本当に、そうなのか?
一度じっくり考えてみてください。
それは、思い込みです。
会社を辞められないあなたの思い込み
会社を辞めてお給料がなくなれば「生活」は本当に出来ないのでしょうか?
そんなことはありません。
失業保険を受給すれば当面はしのげますし、楽な仕事、精神的に辛くない仕事に転職することだってできます。
たとえ失業保険も出ないしすぐに他で働きたくないような状況だったとしても、あなたに収入能力がないことを証明できれば生活保護を受けることができます。
生活保護を受けながら、次に働けるまで英気を養うことができます。
そして、会社を辞めると「責任」が果たせないのでしょうか?
そんなこともありません。
法律では退職予定日の2週間前(14日前)までに会社に伝えれば(口頭でも可)、問答無用で退職できます。
あなたを辞めさせない会社の思い込み
あなたが居なくなることで業務に支障が出ると主張する会社は、実際にあなたが辞めたらどの程度業務に支障が出るのでしょうか?
会社の状況にもよりますが、社員一人辞めた程度で業務に支障が出るようではいけません。
もしそうだとしても、それはあなたの責任ではなく監督者(経営者)の問題です。
経営者や人事監督者は、会社の業務に支障が出ないように人員を仕事に割り振る責任があります。
「朝になると死にたいと思う」という社員を生み出す時点で、会社側はその責任を果たせていないというわけです。
あなたの責任ではありません。
私が担当した20代男性の思い込み
私が以前キャリアアドバイザーとして担当した20代男性のケースを参考までにお話しします。
彼は大学卒業後に新卒で入った都内の大手広告代理店を数カ月で辞め、地元の中堅医療商材メーカーの営業職に再就職、その会社で4年目の状態でした。
その会社はノルマが厳しく体育会系で、上司の当たりも悪く、パワハラ地獄の毎日。
その上、新規開拓エリアの営業担当を任されていた為に苦手な飛び込み営業が仕事の大半を占めていました。
彼は責任感の強い性格で、尚且つ新卒で入った会社を短期で退職した過去を後悔していました。
その為何がなんでも今の会社を続けなければならないという思い込みが強かったのが印象的でした。
彼は友人の勧めでとりあえず転職は考えにくいけれど、相談だけでもということで転職エージェントを利用したのです。
「朝になると死にたくなる時があるんですよね…」
それを聞いた私は、20代というのはいくらでも潰しがきく年代なので、とにかく今の状態から脱出すべき(転職すべき)だと話しました。
彼は頭では理解しているようでしたが、なかなか退職の決意までは出来ない様子です。
そこで私は、「もし転職するとしたら」という仮定の元、おすすめの求人を提案してみました。
具体的には、同じ医療系でもノルマの厳しいメーカーではなくディーラーで、会社の規模も全国展開の大手というものでした。
彼の今までの経験を活かしつつ、ルート営業に近い営業スタイルのため苦手であった飛び込み営業の頻度が減り、年収も下がらない(微増)という提案です。
すると、興味を示した彼はとりあえず面接を受けてみることになり、とんとん拍子で内定に。
つい先日まで職場に縛られていた彼はどこに行ってしまったのか、意気揚々と退職届を出して、新しい会社に転職してしまいました。
思い込みって怖い
私がこの時に感じたのは、これに尽きます。
人間というのは、習慣からの思い込みを持ちやすいものです。
思い込みという小さなコップの水の中で泳いでいるときは、コップの中が世界の全てに見えてしまいます。
でも、私たちが外からコップを持ち上げ、広くて心地の良いプールの中に入れてしまえば、今までいた小さな世界、小さなこだわりのことなんかどうだって良くなります。
さあ、話が長くなりましたが、本題に戻りましょう。
朝に死にたいと思うあなたは、じゃあどうすればいいの?
朝に死にたいと思ったあなたは、結論として「どうすれば」良いのでしょうか。
まず退職しましょう。
最後の力を振り絞って出社することが出来るのなら、出社して朝一で上司に「2週間後に辞めます」と言いましょう。
出社することも出来ない状況なら、会社に電話して「2週間後に辞めます」と言いましょう。
その2週間は、残っている有給を使うという方法もあります。
もちろんこの方法では円満退職は難しいですが、死ぬよりはマシです。
退職を告げたあとはどうすればいいの?
退職を会社に伝えたあとは、あなたの自由です。
しばらく働けない場合
しばらく自分を休ませてあげたいのであれば、あなたの地域を管轄している福祉事務所に行き、生活保護の申請をしましょう。
ちなみに生活保護が受けられる条件は以下の通りです。
- あなたの収入が最低生活費(都内単身の場合12万円前後)以下
- 不動産、自家用車などの売却可能資産がない
- 金銭的な援助をしてくれる家族や親戚がいない
- 銀行預金や現金の貯金がほとんどない
- 借金をしていない
- 病気(精神的な理由含む)など事情があり、働けない
難しいことは分からなくても、まずは相談です。
また、ご実家があって受け入れてもらえる場合、ご実家にしばらく帰って休養するのもいいですね。
辛い思いをしなくて済む職場でなら、働きたい場合
朝になると死にたいと思うような職場でなければ、収入もしっかり欲しいし働きたい!という方もいるでしょう。
そういうあなたは、転職エージェントを利用してみましょう。
キャリアアドバイザーがあなたのこれまでの経緯をしっかりと把握した上で、同じ過ちが繰り返されないような職場をいくつも提案してくれます。
この二つの転職エージェントが、確実です。
朝死にたいと思って死ぬくらいなら、何だってできます。
死ぬ前の悪あがきだと思って、一度くらいは行動を起こしてみても良いのではないでしょうか?
健闘をお祈りします!
※ちなみに
冒頭でお話ししたマリー・アントワネットのお話しですが、「パンがなければお菓子」も「一晩で白髪」も都市伝説だそうです!

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